Will Downing

・Come Together As One (1989)

Producer:Will Downing with Others

  1. Come Together As One
  2. Sake Of Love
  3. Sometimes I Cry
  4. Love Call
  5. The Love We Share
  6. Too Soon
  7. I'll Wait
  8. Rules Of Love
  9. Test Of Time
  10. Closer To You
  11. Wishing On A Star
ジャズ・オリエンテッドなR&Bシンガー、ウィル・ダウニングのセカンドアルバム。1曲目からアップで始まるのは彼のアルバムにしては珍しいかも。しかしフルートを交えたりしてジャズっぽさは残してる。他にも2、4などがアップだが、そこかしこに漂うアーバンな香りは相変わらず。5、10には私の大好きなサックス奏者故ジョージ・ハワードも登場。ソプラノでメローな雰囲気を盛り上げる。6はオナージ・アラン・ガムス・トリオをバックにお得意のジャズスタイルで。終盤の8、9あたりはニュージャックスゥイングの洗礼を受けているが、時代的に致し方ないところか。しかしソツなくこなすあたりは流石である。そしてラストの10、11がしっとりとした仕上がりでまた素晴らしい。彼の作品にハズレはない。

・Love's The Place To Be (1993)

Producer:Will Downing with Others

  1. There's No Living Without You
  2. Sailing On A Dream
  3. One Moment
  4. Nothing Has Ever Felt Like This
  5. Love's The Place To Be
  6. Lover's Paradise
  7. Everything To Me
  8. Do You Still Love Me
  9. Hey Girl
  10. Break Up To Make Up
  11. That's All
IslandレーベルからMercuryに移籍しての第一弾(通算4作目)。本盤もまたゴージャス&エレガント&クールな仕上がりで申し分ない。軽快な1が好きだ。2、3の熱気を孕んだクールなサウンド(形容矛盾?)も良い。ジャズサイドなら4だ。ラシェル・フェレルとのデュエットでギターにK・ユーバンクス、ベースにA・ジャクソンなどを迎えている。ストリングスを加えた5はクリスマスにでも聴きたい気分だ。ボッサっぽい6も楽しい。ダンサブルな7、8ではM・メドウズ、10ではG・アルブライトのサックスがメローに盛り上げる。とまあ、駄曲や捨て曲が一切ないハイクオリティなアルバムである。もしかするとこれがダウニングの最高傑作かもしれない。夏にも冬にもぴったり合う素晴らしい一枚だ。O・ハキム、V・ベイリー、J・マイルス、H・メイソン、R・フォスター、P・ジャクソン・Jrなどジャズ・フュージョンファンも無視できないメンツも豪華絢爛。

・All The Man You Need (2000)

Producer:Will Downing、Kevin Deane、Rex Rideout、Stan Brown、Regis Branson、Kyle Byone、James Poyser、Bastiany

  1. It's On (Intro)
  2. Summer Day
  3. When You Need Me (featuring Chante Moore)
  4. Everytime It Rains
  5. All The Man You Need
  6. Real Soon
  7. Share My World
  8. Tired Melody
  9. Grandma's Hands
  10. Thinkin' About You
  11. Only A Moment Away
  12. Love Of My Life
2000年作品。これまでのジャジーかつエレガントな作風から変化し、かなり今風のR&B寄りの濃い作品となっている。プロデューサーも様々な人を起用。ウィルの持ち味である太く低い声は健在であり、抑えた感じの楽曲に良く合っているとも言える。シャンテ・ムーアとのデュエットによるバラード3がまったりと迫る佳曲。また中盤の6、7あたりでは持ち味のクールな雰囲気が良く出ており嬉しくなる。8でtpソロを聴かせるのはN・ペイトンだ。ニュークラッシックソウルかぶれの9は彼には合っておらずペケ。しっとりとした11、12も以前からのファンを納得させるだろう。前半にしっくり来ない曲がいくつかあるのが惜しまれるが、中盤以降はまずまずの出来といってよい。しかしジャジーな部分が少なくなっていることや、楽曲の質がこれまでの作品に比べやや落ちる気がするのが残念である。

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