Jazz CDレビュー vol.5 Cindy Blackman

Cindy Blackman
Code Red (Muse 1990)

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Cindy Blackman(ds) Wallace Roney(tp) Steve Coleman(as) Kenny Baron(p) Lonnie Plaxico(b)

  1. Code Red
  2. Anixiety
  3. Next Time Forever
  4. Something For Art
  5. Round Midnight
  6. Circles
  7. Face In The Dark
  8. Green

新主流派の女性ドラマー、Blackmanのアルバム。丁度Art Blakeyが亡くなった頃に録音されており、裏ジャケにはBlakeyに捧げるとの一文がある。Cindyは女性であることをまったく感じさせない力強いドラミングを聴かせる。RoneyとColemanという当時の新鋭フロントラインは強力。若手に混じってピアノにBarronを起用しているが、さすがに演奏を引き締める存在となっている。
曲別では3がスケールの大きさを感じさせる快演。タイトルどおりArtに捧げた4はドラムソロ。ナイアガラ瀑布とまでは行かないがArtへの思いが伝わってくるようなプレイだ。御なじみの5はRoneyとColemanの健闘が光る。特にRoneyはミュートでMilesになり切っている。”あの部分”はちょっとぎこちないけど。60年代Milesクインテット風の6もフレッシュな感覚で良い。
力強い新主流派ジャズが展開されるアルバムだが、Cindyが叩きすぎ(?)でどうも落ち着かないのとメンバーの割にやや面白みに欠けるのが残念だ。

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Blues CD購入

今日は仕事でお茶の水に行く用がありましたので、帰りにディスクユニオンに寄って参りました。
駅前にあるお茶の水駅前店と少し離れた場所にあるソウル/ブルース館をはしごして計10枚ほどゲットしてまいりました。
いやー、やはり千葉とは品揃えが全く違いますね。欲しかったのにAmazonやHMVでもなかなか見つからなかったものや在庫切れになっていたCDを何枚も見つけて、一人で喜んでいました。
とはいえあまり大荷物になるのも困るので、バッグに押し込める量にとどめました。
ブルースに関してはまだ知識がないので、買っていいのかどうか迷う盤が多く悩みました。この次はブルースCDガイド・ブック2.0を携えてチェックに行きたいと思います。
今回購入したCDも追々、こちらで紹介していく予定です。

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今日のBlues CD

本日聴いているのはZ.Z. Hillの1982年作品、「Down Home」です。
この人は私の中では完全にソウルの人というイメージでしたが、このアルバムでブルースサイドからも評価が上がったようですね。
有名曲は冒頭の”Down Home Blues”のようです。ゆったりとしたベテランの味、という感じでしょうか。ガイド本等見ても、癒しの曲というニュアンスで紹介されてます。
曲によってはブルースというよりソウル寄りなのですが、味わいは変わりません。優しく歌い上げています。
レーベルがMalacoというのもまた泣かせますね。ベテランの黒人シンガー御用達のレーベルです。

続いてはLittle Walter 「His Best : The Chess 50th Anniversary Collection」です。
その名の通りChessレーベルの50周年記念ベスト盤シリーズの一枚で、1950年代の名演が20曲収録されています。
タイトにまとまった、それでいて力強く重厚なシカゴブルースが堪能できます。マイクで増幅されたWalterのブルースハープも絶好調ですね。インスト、歌物どちらも良いです。
本人はかなり荒くれ者だったそうで、額に喧嘩で出来たと思われる大きな傷があります。
そんな豪放さが音楽にも表れているようです。

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Jazz CDレビュー vol.4 Gary Bartz

Gary Bartz
Monsoon (Seeple Chase 1988)

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Gary Bartz(as) Butch Lacy(p) Clint Houston(b) Billy Hart(ds)

  1. Samuel
  2. Never Never Land
  3. Run Before The Sun
  4. Strode Rode
  5. Monsoon
  6. Soul Eyes
  7. Uncle Bubba

主流からやや左寄りのアルト奏者、Bartzが80年代後半にSteeplechaseへ入れた作品。彼のキャリアの中では目立たぬ一枚であろう。編成もオーソドックスなワンホーンカルテット、良く知られた歌物中心、Bartz自身も80年代はやや低調だったということもあり見過ごされ易いかも知れないが、ストレートな4ビートをやっており、伸び伸び吹いている感じが伝わってくる盤である。意外にカラッとしたアルトの音色はパーカー派としての一面も窺わせるが、フレーズはどことなくユニークさを感じさせありきたりになっていないのは流石である。
3は私の大好きなベーシスト、Houstonの曲だが70年代の臭いプンプンで最高である。4人ともこの曲が一番力が出ていると思わせる熱演だ。なぜかこの曲はCDのみ収録。長すぎて(12:45)オミットされたか?急速調で仕上げたRollinsの4も聴きものだ。
ワンホーンカルテットによるアルバムはそんなに多くないBartzだけに穴場的な一枚かもしれない。

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今日のBlues CD

今日聴いているのはBig Mecao 「The Best of Big Maceo: The King of Chicago Blues Piano」です。
1941年~45年にシカゴで録音された音源です。Mecaoのボーカルとピアノ、それに曲によってTampa Rednoギターとベース、ドラムが加わるシンプルな編成でシカゴブルースの真髄を聴かせてくれます。とはいえ集中しないと全部同じように聴こえてしまうのはご愛嬌。
やはり冒頭の”Warried Life Blues”がいいですね。
古いので音は悪いですが、それがかえって凄みを醸し出すのがブルースやジャズのいいところです。

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Jazz CDレビュー vol.3 Anthony Braxton

Anthony Braxton
Charlie Parker Project 1993 (hathut 1993)

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Anthony Braxton(as,ss,c-bcl) Ari Brown(ts,ss) Paul Smoker(tp,flh) Misha Mengelberg(p) Joe Fonda(b) Han Bennink(ds) Pheeroan AkLaff(ds)

Disc1

  1. Hot House
  2. A Night In Tunisia
  3. Dewey Square
  4. Klactoveesedstene
  5. An Oscar For Treadwell

Disc2

  1. Bebop
  2. Bongo Bop
  3. Yardbird Suite
  4. A Night In Tunisia
  5. Passport
  6. Klactoveesedstene
  7. Scrapple From The Apple
  8. Mohawk
  9. Slippin’ At Bells
  10. Koko

名盤「In the Tradition」を始め、以前から時折スタンダードや歌物へのアプローチを試みていたBraxtonだが、本作はその集大成とも言うべき一大プロジェクトである。全15曲中12曲がParkerナンバー、残る3曲もDiz(1-2,2-4)、Miles(2-9)とコンポジションを通して徹底的に先人の偉業に迫る内容。相変わらず曲者ぞろいの共演者と一緒に強烈なプレイが展開される。
Disc1ではライブならではの奔放さが伝わる。素材が素材だけに原曲をぶち壊すようなことはないと思いきや、4はほとんど原形を留めていない。Braxtonは比較的マトモなプレイに終始するが、ブチ切れているのはMengelbergである。特に3でのソロなど鬼気迫るものさえ感じるのである。
スタジオ録音のDisc2は1に比べより完成度が高くまとまっており聴きやすい。4、7はライブバージョンとの聴き比べも一興(ほんとか?)。軽快なソプラノと異様なピアノの対比が何とも言えぬ5が面白い。10は70年代ジャズ風で素晴らしい。
万人に薦められる作品ではないが、安易にトリビュート物やスタンダード集を録音してしまう昨今のジャズメンには大音量で聴かせてやりたい。

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今日のBlues CD

今日聴いているのはRonnie Earl 「Healing Time」です。
ディスクユニオンのブルースコーナーにあったので、よく分からず買ってしまいました。調べてみたら白人のブルースギタリストでしたね。
Jimmy McGriffが参加しているので、ジャズっぽいかなと予想しましたが、一曲目などまさにその通りでした。しかしMuddy Watersの2では一転してしっかりとブルースを聴かせてくれます。Jimmyのオルガンがレイドバックした雰囲気を醸し出しています。
メロウでスピリチュアルな味わいが素晴らしい4はなんとPharoah Sanders(!)の名曲”Thembi”。
アルバムとしてはジャズとブルースを行ったり来たりという感じでしょうか。
ちなみにボーカルなしのインストアルバムです。音質に定評のあるTelarcレーベルなのでサウンドもクリアです。

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Jazz CDレビュー vol.2 Anthony Braxton

Anthony Braxton
Quartet (Santa Cruz) 1993 (hathut 1993)

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Anthony Braxton(reeds) Marilym Crispell(p) Mark Dresser(b) Gerry Hemingway(per)

Disc1

  1. Comp.159+(30+108a)
  2. Comp.40(o)
  3. Comp.69f
  4. Comp.173
  5. Comp.69(o)
  6. Comp.52

Disc2

  1. Comp.172
  2. Comp.161
  3. Comp.69m
  4. Comp.23c
  5. Comp.124+(108c+147)

ブラクストン・カルテットのライブ盤。とか書いても彼の場合、同じようなアルバムがありすぎてよくわからない。本作はHatHutレーベルから1997年にリリースされたもの(録音は93年)。いつも共演している連中同士だからこそ成し得る緊密な演奏である。
このアルバムを曲毎に紹介することはもはや意味を持たないが、2枚組140分強の間極めて高いテンションを維持しており、当然こちらも相応の緊張感を要求されるのである。アルトやフルートなど各種リードを吹き分けるブラクストンも凄いが更に驚かされるのはピアノのクリスペルだ。女性とは思えぬパワーで鋭く研ぎ澄まされたソロを弾き切る度に、観客からも大きな拍手が沸き起る。思わず息を飲むようなプレイだ。
2枚目の20分過ぎ、ブラクストンが楽器を咥えたまま何かを叫び激しくアジる(何を言っているか不明)部分があるのだが実に不気味である。
相変わらずノーマルなジャズファンを寄せ付けないアルバムだが、真剣に対峙すると心地良い疲労感および満足感を得られることだろう。

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今日のBlues CD

今日はJoe Leuis Walkerの「Blues of the Month Club」を聴いております。1995年のアルバムです。
この人はブルース界としては比較的若い世代(とはいっても49年生まれなのでもう60歳近いのですが…)に属する人で、Robert Crayのように売り出されたようです。
ソウルなどを消化してスマートな印象のCrayに対してこの人は、もっとストレートなブルースという感じで、アグレッシブなボーカル、ギターが印象的です。ゴツゴツした手触りというのでしょうか。曲によってはホーンセクションも加わり、ゴージャス感も出ています。
レーベルがVerve傍系のGitanesだからでしょうか、音質もクリアで聴きやすいです。
アルバムを全部集めたい人の一人です。

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Jazz CDレビュー vol.1 All American Trio

かつて自分のメインサイトで紹介していたジャズCDのレビューを少しずつ掲載していきたいと思います。
順番はランダムです。

All American Trio
All American Trio(Baystate)

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Ceder Walton(p) Ron Carterl(b) Jack Dejohnette(ds)

  1. Iron Clad
  2. Alone Together
  3. Blue Heart
  4. Ebony
  5. All The Things You Are
  6. A Slight Smile
  7. The Rubber Man
  8. B And A

70年代後半から80年代にかけていくつか誕生した冠トリオの一つ。しかしGJTやMaster Trio、Super Jazz Trioらと比べるとあまり知られていないトリオかもしれない。ピアニストが地味地味のシダーだからか。他の冠トリオと異なりピアニスト主導ではなく三人対等のグループなのは確かである。とはいえやはりシダーのオーソドックスなプレイがこのトリオの個性を決めているような気もする。70年代の空気を引き摺ったサウンドが個人的には嬉しい。全体的にスマートで落ち着いた演奏。驚くような部分や特筆すべき点はないものの安心して聴ける一枚だろう。
私の知る限りこのトリオは他に作品はなかったように思うがどうだろう。裏ジャケにB.Golsonが登場するが3の作者という以外に何か関係あるのかな?

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