Jazz CDレビュー vol.33 Larsen-Feiten Band
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Larsen-Feiten Band
・Larsen-Feiten Band (Warner 1980)

Producer:Tomy Lipuma
- Who’ll Be The Fool Tonight
- Danger Zone
- Further Notice
- Over
- She’s Not In Love
- Morning Star
- Make It
- Aztec Legend
キーボーディストのニール・ラーセン、ギタリストのバジー・フェイトンが双頭リーダーとなったフュージョンの名グループ。それ以前から2人のコラボレーションは続いていたが正式なバンド名義としては本作がデビューアルバムとなる。
基本はボーカルをフィーチャーしたAORサウンドであるが、随所で聴かせるバジーのギターソロなどかなりかっこいい。個人的にはスピーディーなインスト3、やTOTO風味の4、ディスコタッチの7あたりが好み。タイトなリズムがビシッと決まるソリッドなアルバム。
ジョージ・ベンソンでお馴染み、トミー・リピューマのプロデュースワークもこのアルバムのエレガントな雰囲気作りに貢献している。
Jazz CDレビュー vol.29 Rodney Jones
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Rodney Jones
・When You Feel the Love (Timeless 1980)

Rodney Jones(g) Kenny Kirkland(p,elp) Marcus Miller(b) Buddy Williams(ds) Rick Cutler(per) Fred Lipsius(Woodwinds)
- The Gift
- When You Feel The Love
- Gaze
- The Joy Of You
- I’ll Always Be With You
- Just Because
- Another Bag
- Song For Jean
近年もブルーノートからリーダー作を出すなど活動中のギタリスト。本作は原盤はTimelessから出たアルバムを88年にImpulseが再発したも の。昨年オリジナルフォーマットで日本盤も出たはずだ。音は所謂典型的なフュージョンサウンド。K・カークランドやマーカスなどキラ星のような共演者も気 になるところだが録音があまり良くなくて全体的に力強さが感じられないのが惜しまれる。曲によってはボサノヴァっぽい雰囲気もありなかなか爽快な気分にさ せてくれる。ストレートなフュージョンである3やファンキーな6がお気に入りだ。7は4ビート。ジョーンズはどの曲でも澱みないギターを聴かせてくれる が、今ひとつ個性がないように思う。ケニーやマーカスも後年のような存在感は感じられず一共演者として堅実にプレイしているようだ。結果としてアルバム自 体もこじんまりとまとまったものになっている。しかしBGMやドライブミュージックにはうってつけだろう。個人的には好きなアルバムです。
Jazz CDレビュー vol.13 Billy Cobham
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Billy Cobham
・Crosswinds (Atlantic 1974)

Billy Cobham(ds) John Abercrombie(g) Michael Brecker(ts,woodwinds) Randy Brecker(tp) Garnette Brown(tb) George Duke(key) Lee Pastora(per) John Williams(b)
- Spanish Moss-”A Sound Portrait”
- The Pleasant Pheasant
- Heatheer
- Crosswind
超絶ドラマー、Cobhamが74年Atlanticレーベルに入れた一枚。時代はクロスオーバー~フュージョンの全盛期前夜というあたり。本作のサウン ドもフュージョンというよりクロスオーバーという呼び方がピッタリだ。
1は4パートからなる17分を超えるメドレー。風の音をSEとして挟み、各パートを 繋いでいる。情景が目に浮かぶようなメドレーだ。その中ではCobhamのドラムソロパートから続く”Flash Flood”が凄い。Cobhamの強力な煽りに乗せられてR.Breckerやジョンアバらがハイテンションなプレイを繰り広げるハードなナンバーであ る。2はMichaelが暴れまわるダンサブルなファンクナンバー。3は一転してDukeのエレピをバックにMichaelがメロウなプレイを聴かせるス ロー。4はジョンアバのギターが炸裂するミドルテンポのファンク。
典型的なクロスオーバー作品だがCobhamの凄まじいドラミングにはやはり唸らされ る。カッコイイ。
Jazz CDレビュー vol.12 The Crusaders
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The Crusaders
・Life in The Modern World (MCA-1988)

Joe Sample(p,syn) Wilton Felder(sax) Nathan East(b) Michael Landau(g) John Robinson(ds) Larry Williams(syn) Lenny Castro(per) David Williams(g) Paulinho Da Costa(per) etc
- Passion Fruit
- Let Me Prove Myself Tonight
- A.C.”Alternative Currents”
- Destiny
- Life In The Modern World
- Coulda;Woulda;Shoulda’
- D.C.
- Samplin’
- Some People Just Never Learn
- Mulholland Nights’
Crusaders史上最も影が薄く、評価の低いアルバムではないだろうか。85年の「Ghetto Blaster」あたりからサウンドのモダン化が顕著となり 彼らの魅力であったメロウさやファンキーさが薄れていった訳だが行き着いたのがこのアルバムというところか。確かに打ち込み中心の本作の音は一流のミュー ジシャンによって作られているだけありクオリティ自体はかなり高い。しかしCrusadersらしい黒さがなく一介のスムースジャズ、コンテンポラリー フュージョンに過ぎないのが残念だ。まあ、ケニーGとかに近いサウンドといってしまっては言いすぎか。
5のタイトル曲や9などはイヴァン・リンスをフィー チャーしたブラジリアンチューンであり、Crusadersがやる曲ではないだろう。7はらしいかどうかは別としてムチャクチャかっこいいナンバーである ことは確か。フェルダーのテキサステイスト溢れるテナーは8で聴ける。10もアーバンナイト(!)という雰囲気で良い。
というわけで質は高いが Crusadersの作品としては不可、こんな感じ。
Jazz CDレビュー vol.7 Victor Bailey
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Victor Bailey
・Bottom’s Up (Atlantic 1989)

Victor Bailey(b,vo) Michael Brecker(ts) Wayne Shorter(ss) Donald Harrison(as) Alex Foster(ts) Branford Marsalis(ss) Najee(ts) Bill Evans(ts) Wayne Krantz(g) Jim Beard(p,syn) Omar Hakim(ds) Mino Cinelu(per) Terrence Blanchard(tp) Kevin Eubanks(g) Clyde Criner(p,syn) Marcus Miller(b) Mard Ledford(vo) Mike Campbell(g) Dennis Chambers(ds) Rodney Jones(g) Lonnie Plaxico(b) Steve Thornton(per) Poogie Bell(per) Jeff Watts(ds) Richard Tee(org) Clarence Robinson(vo) Rodney Holmes(ds) Jon Herington(g) Richie Morales(ds)
- Kid Logic
- Joyce’s Favorite
- Miles Wows
- Round Midnight
- Bottom’s Up
- Hear The Design
- In The Hat
- For Wendell And Brenda
Weather Report最後のベーシストVictor Baileyの初リーダーアルバム。この凄まじいまでのメンツを見よ(打つの疲れた)。初リーダー作からこれだけの人材を集められるのはやはりBaileyの実績と信頼からくる人脈の広さ故だろう。サックス奏者だけでこれだもんなあ。またMarcus、Plaxicoという同世代のライバルベーシストにリズムキープをさせ自分はメロディを弾くという我侭?も。
ベース小僧御用達だというメカニカルな1から始まりMarcusとの共演はメロウな2で。3はMilesへのトリビュートらしいがShorterがさすがの存在感。唐突に4が出てくるのはご愛嬌だが他に例を見ない解釈である。ベーシストとしての強力さはチョッパー炸裂の5で確認できよう。かなりアブストラクトな6、ベースソロの7まで聴き応え十分。
オールスターアルバムなのに散漫にならず完成度が高いのがポイント。個性的なベースサウンドとトータルなミュージシャンとしての才能を満喫できる力作。