1968年にデビューしたイギリスのヘヴィメタルグループ、ブラック・サバスのボーカリストとして10年間活動した後、78年に独立。81年にソロデビュー作「BLIZZARD OF OZZ」(邦題:血塗られた英雄伝説)を発表。ニューウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタルブームの立役者として米国でも大成功を収める。ブラックサバス時代から一貫したゲテモノ的ステージングとオカルト的なサウンドで人気を博した。彼のバンドからはランディ・ローズ、ブラッド・ギルズ、ジェイク・E・リー、ザック・ワイルドらの有能なギタリストが巣立っている。91年に体力的な理由から引退を表明したが95年に復活。現在はブラック・サバスに復帰するなど再び精力的な活動を展開中。
ソロデビュー作。オープニングからランディ・ローズの華麗でかつヘヴィなギターが唸りをあげて突っ走る。”I DON'T KNOW"〜"CRAZY TRAIN"の流れにもうノックアウトされてしまう。素晴らしい展開だ。いかにも英国的な湿った(悪く言えばちょっとコモり気味な)音質もかえって効果的だ。有名な”MR.CROWLEY"も収録。(1)(2)とランディのギタープレイを聴くだけでも十分価値ありの名盤。
プロデューサーにマックス・ノーマンを迎えたことによりギターサウンドがより硬質に録られた2ndアルバム。やはり冒頭2曲がキキモノ。特に”OVER THE MOUNTAIN"のヘヴィなギターを聴いて欲しい。アコースティックギターが効果的な(3)や不気味なうねりを見せる(4)、美しいバラード(6)など他にも佳曲が満載である。
不慮の死を遂げたランディに代り当時無名のジェイク・E・リーを起用した3rd。常にランディ比較されるという不運を背負いながらも気迫を見せるジェイクが凄い。タイトル曲のギターがカッコイイ。シンセサウンドがかなり目立ってきているのが特徴。他におすすめはバラード(6)UFO,MSGっぽいリズムの(7)はポップ。
ロン・ネヴィソンのプロデュースによりコマーシャルな面が強調された作品(オジーは一番気に入らない作品らしい)。時はLAメタル全盛期、オジーもシーンへ殴り込むためには必要なサウンドだったのかもしれない。「暗闇にドッキリ!」(なんちゅう邦題だ)がヒットしたが大した曲ではない。(2)”SECLET LOSER”やタイトル曲がムチャクチャかっこいい。全体的にクリーンな感じの作風である。
破天荒なギタリスト、ザック・ワイルドを迎えたスタジオ第5作。個人的にはあまり好きになれないアルバム。音がコモり気味でザックのワイルドなギタープレイがいまいち満喫できない。しかし曲自体はかなりカッコイイものが揃っており特に"MIRACLE MAN","DEVIL'S DAUGHTER","TATOOED DANCER"などオジーらしい曲だ。問題は音質だけ。
引退宣言後に発表されラストアルバムになるはずだった作品。しかしそれでも、おかしくないくらいに気合いの入った名作。ジャケットも何か悲しげだ。リズムがウネる(2)、名バラード(3)、感傷的なタイトル曲(6)、ヘヴィな(4)、(7)など曲のクオリティも十分高い。が、何といっても最大の名曲は(1)"Mr.TINKERTRAIN"。まさしくオジー節大炸裂である。ザックのギターも唸りまくっている。
引退撤回後最初のアルバム。いやがおうにも期待が高まったが、やや予想を覆す作風となった。全体的に落ち着いたダークな感じで統一されている。ミドル〜スローでヘヴィネスを強調した曲と、バラードが大半をしめる。オジー爆発を期待したのだが...。しかし(1)"PERRY MASON"のヘヴィさ、(4)のパンテラ張りのパワー、(5)は美しいバラード、と曲自体はよく出来ていると思う。ただ繰り返すが、期待したものとは違った。